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モペットの取り締まり 今年は3月末までに違反件数が200件超える 警視庁が注意呼びかけ

近年、モペットの取り締まりが全国的に強化されているというニュースをよく耳にするようになりました。

電動アシスト自転車や電動キックボードと並んで、モペットも街中で見かける機会が増えましたが、見た目が非常に似ているため、法律上の違いが分かりにくいという声も多くなっています。

修理のご依頼をいただいた際に、

「これはアシスト付き自転車?それともモペット?」

と判断に迷うこともあり、店舗としても正確な対応が求められています。

そこで今回は、電動アシスト自転車・電動キックボード・モペットの違いを、法律面も含めてわかりやすくまとめてみました。

販売・修理に関わる方はもちろん、ユーザーの皆さまにもぜひ知っておいていただきたい内容です。

モペット・電動アシスト・キックボードの違い

 

● モペット

  • エンジンまたはモーターで単独走行が可能
  • 原付扱い → ナンバープレート・免許・自賠責保険・ヘルメットが必須
  • 車道のみ走行可(歩道はNG)
  • 最近はペダル付きモペット風の電動バイクも増加中

 

● 電動アシスト自転車

  • ペダルをこいだ力をモーターが補助するタイプ
  • 自転車扱い → 免許不要、ナンバー不要、自賠責不要
  • モーターだけでは走れない
  • 歩道走行もOK(徐行ルールあり)

 

● 電動キックボード(特定小型)

  • モーターで自走可能な立ち乗り型
  • 条件を満たすことで免許不要(16歳以上)、ナンバーと保険は必須
  • 最高速度は20km/h(歩道モードでは6km/h)
  • 車道が基本、歩道走行は条件付き

 

「バイク店では修理できないために」「自転車に似ているから」という理由で、自転車店へ修理のご依頼をいただくケースも増えてきています。

 

修理受付の際の注意点

以下のようなケースが実際に発生しています。

  • 一見するとアシスト自転車のように見えるが、実はモーターだけで走れるモペットなのにナンバーがついてなかった
  • 電動キックボードでも、特定小型の基準を満たしてない

このような乗り物は、法律上の扱いが異なり、整備や修理にも制限があるため、誤って対応してしまうと店舗側にもリスクが伴います。

 

修理受付時に確認させていただく項目

ご依頼をいただく際には、以下の点について確認をお願いしております。

  • ナンバープレートの有無
  • 型式認定シールや製造ラベルの有無
  • モーターのみで自走可能かどうか(=モペット扱いの可能性)

これらをもとに、安全かつ合法的な範囲内で修理対応が可能かどうかを判断させていただいております。

違法改造された電動モビリティにつきましては、修理・整備をお断りさせていただく場合がございます。

安全面および法令順守の観点から、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。