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免疫ってそもそも何?本当に「高い」方がいいの?
最近、インフルエンザやマイコプラズマ、さらにはコロナウイルスなどが流行しており、健康管理への関心が高まっています。
それに伴い、「免疫力アップ」という言葉をよく耳にしますが、なんとなく体に良さそうなイメージを持っていませんか?
でも実は、「免疫が高い=良い」というわけではないんです。
そもそも免疫とは何か、改めて考えてみましょう。
免疫とは、私たちの体を守るために働く「さまざまな細胞による仕組み」のことです。
いわゆる「力」や「パワー」といった単純なものではありません。
そして、「免疫力を上げる」という言葉が一般的に使われていますが、実は注意が必要です。
免疫細胞が過剰に刺激されると、なんと自分自身の細胞を攻撃し、多臓器不全など深刻な健康被害を引き起こすこともあるのです。
つまり、免疫はただ「高ければ良い」というものではなく、適切にバランスを保つことが大切です。
これからの健康を考えるうえで、免疫について正しい知識を身につけることが重要だといえるでしょう。
常に体内をパトロールする頼もしい免疫細胞たち
私たちの体内では、免疫細胞が24時間体制でパトロールを行い、病気や異物から守ってくれています。
たとえば風邪(上気道感染症)にかかったとき、免疫システムはどのように働くのでしょうか?
免疫は、まず病原体という異物をいち早く発見し、それに攻撃を仕掛けます。
そして、その病原体を記憶して抗体を作り、感染した細胞を排除して体を守る――これが免疫の主な役割です。
さらに驚くべきことに、私たちの体内では、1分間に2〜3個ものがん細胞が生まれているといわれています。
しかし、免疫細胞のひとつであるリンパ球の「NK(ナチュラルキラー)細胞」がこれを素早く発見し、攻撃することで、がん細胞が増えるのを防いでいるのです。
私たちが健康を維持できるのは、このように免疫細胞たちが常に体内で働いてくれているおかげといえるでしょう。
見えないところで働く彼らの存在に感謝したいですね。
通勤サイクリングで「強く健康な体」を手に入れよう
忙しくて運動する時間がとれない…そんなビジネスパーソンにピッタリなのが、自転車を活用した通勤サイクリングです。
自転車はラクに有酸素運動ができ、まさに「頑張りすぎない運動レベル」に最適なツール。
朝夕の通勤時間をそのまま運動時間に置き換えることで、効率的に体づくりができます。
ペダリングによる下半身の筋肉の強化は、白血球を生み出す骨を刺激し、免疫細胞の働きをサポートする効果が期待できます。
また、自転車特有の爽快感は、ストレスを和らげるだけでなく、免疫細胞を活性化するともいわれています。
通勤サイクリングは、ちょうどいい運動量を楽しみながら実践でき、時間の節約にもなる一石二鳥の習慣。
今年の冬は、自転車で通勤しながら免疫を高め、「強く健康な体」にシフトしてみませんか?